
このガイドの内容
この仕様で最初に確認すること
呼び幅、許容範囲、測定箇所を決めます。金具用は隙間、装飾用は見た目の均一さも重要です。加工前・加工後・納品時のどの段階に公差を適用するか指定します。
- 呼び幅と許容範囲
- 測定箇所
- 公差を適用する段階
呼び幅を検査可能な要求値に変える
「25 mm」という名称だけでは合格範囲を定義できません。測定位置と方法、許容最小・最大値、通す金具を指定します。
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| 見積項目 | 記入例 | 購入者に必要な理由 |
|---|---|---|
| 呼び幅 | 25.0 mm | 狙い寸法の名称であり、受入限界ではありません。 |
| 受入範囲 | 例示のみ:24.5~25.5 mm | 受入検査に明確な合否幅を与えます。 |
| 測定方法 | 無張力で平置きし、ロール端を避けた合意位置で測定 | 張力、反り、測定位置による結果差を防ぎます。 |
| 組合せ金具 | 実物バックルまたは有効スリット寸法入り図面 | 幅だけでなく、耳部とスリットの隙間も確認できます。 |
| 抜取計画 | ロットごとの対象ロールと測定点を合意 | 一つの結果で出荷品をどう代表するかを決めます。 |
数値は説明用で、Sinicwebbingの標準公差ではありません。織り構造と用途に合わせて範囲を合意します。
平均幅は正しいが、最大幅部分が縫製ガイドで詰まる
納品テープの呼び幅と平均値は正しいものの、複数巻の中央で片耳が波打ち、最大値部分が折りガイドを通らない場面を想定します。一人は平らに押さえ、別の人は自然な湾曲状態で測るため、データも一致しません。
最狭のバックル、ガイド、折り装置、治具から上限を、反対側で必要な被覆から下限を決めます。納品工程、調湿、測定器、圧力、巻内位置を定め、境界幅試料を組み立ててから、平均だけでなく最小、最大、抜取ルールを量産へ適用します。
有効な幅公差は、再現可能な測定設定と実組立から得た機能上限・下限を組み合わせます。
測定器・押さえ方・採取位置を統一して幅を測る
公差を決める前に、測定器、テープの状態、測定圧、ロール端からの距離を定めます。ロール内の複数の指定位置で測定し、平均値だけでなく最小値と最大値を記録してください。柔らかいテープや湾曲したテープは、押さえて平らにする程度によって値が変わります。
- 測定器と取り扱い方法を統一
- 指定したロール位置での測定範囲
組立工程で最も狭い通過部から許容幅を決める
バックルのスリット、折りガイド、テープガイド、縫製治具など、幅を制限する実物を測り、重なる層も考慮します。最大許容幅がその部分を通ることと、最小許容幅でも必要な覆い幅や保持力を得られることを確認します。これにより、図面公差を機能に基づく受入範囲にできます。
- 最大幅が最狭部を通過
- 最小幅でも必要な覆いと保持を確保
機能幅公差の記録を作る
測定条件を組立範囲の両端に関連付けます。
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| 項目 | 記録内容 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 寸法制約部 | バックル開口、ガイド、折り装置、治具、縫い、被覆位置 | 管理した実部品を測定 |
| 幅の工程 | 仕上げ前後、無張力の納品巻、調湿 | 受入工程を明記 |
| 測定設定 | 器具、接触形状、圧力、向き、湾曲処理 | 検査員の方法を実演 |
| 抜取位置 | 巻の選定、巻端からの距離、各巻の長さ方向の位置、測定数 | 検査計画に表示 |
| 機能限度 | 呼び幅、被覆・保持の下限、通過の上限 | 境界試料を組立確認 |
| 判定ルール | 個別限度、平均の扱い、無効測定、再確認 | 全ばらつきに適用 |
数値と頻度は案件で決めます。個別値と範囲を報告し、平均で局部の限度外を隠しません。
仕様確認シートをダウンロード ↓測定と使用から幅限度を設定する
すべての制約位置を示す
金具、折り装置、ガイド、縫い、被覆区域を測り、最大幅と最小幅を制御する位置を特定します。
幅測定を標準化する
工程、調湿、器具、圧力、向き、湾曲処理を合意し、同じ実物実演で検査員を教育します。
両方の境界を証明する
最大幅を最狭経路へ通し、最小幅で必要な被覆または保持を確認します。実積層と動作も含めます。
巻内分布を検査する
合意した巻と位置を測り、個別値と局部変動を残します。処置前に限度と再確認ルールを適用します。
組立不良を逃す三つの公差運用
呼び幅だけを書く
上下限なしの目標は生産変動を管理できません。機能受入範囲と測定工程を定義します。
平均値で受け入れる
正しい平均にも過幅・狭幅区間が含まれます。抜取ルールに従い各必要値を判定します。
すべて手で平らにする
不均一な張力と圧力で柔らかい湾曲テープの値が変わります。規定設定を使い、湾曲を別に記録します。
選ぶ前に確認したいこと
同じ公称幅のロールで金具への通り方が違うのはなぜですか?
公称幅だけでは公差、耳形状、測定状態が分かりません。張力時と緩和後でも値が変わります。端から端の測定法、調湿、許容範囲、バックル開口を定め、複数ロールの試料を実金具へ通します。
テープ幅は引っ張って測るべきですか?
合意した再現可能な張力がある場合だけです。手で引くと柔らかいテープが細くなり、波打ちも隠れます。無張力か軽張力か、巻き出し後の静置時間、ロール内の測定位置を規定します。
検討の出発点になる製品
各製品ページで掲載仕様をご覧いただけます。別注色、寸法、取引条件は案件ごとに確認します。
製作したい製品をお聞かせください
仕様が未確定でもご相談いただけます。用途と迷っている点をお知らせください。寸法や数量がお決まりであれば、併せてご記入ください。



