
このガイドの内容
この仕様で最初に確認すること
伸び率だけでなく測定荷重を指定します。初期標点間距離を記録し、荷重時の伸びと除荷後の残留変形を分けます。調節式ベルトは金具での滑りも切り分けます。
- 指定荷重と標点間距離
- 除荷後の回復
- 伸びと滑りの区別
使用中に伸び、休ませると一部戻る
調節式トートバッグのストラップが、荷物を入れた直後は適切でも、持ち歩くと長くなり、休ませると短くなる場合を考えます。バックル脇の印は動かないため、調節ずれではなくテープ内の変化です。除荷直後は永久伸びに見えても、後で一部が戻ります。
比較前に実際の荷重履歴を定めます。負荷中の伸び、保持時間中の変化、除荷直後、合意した回復時間後の長さを分けて測ります。組立部の滑りは別の印で記録します。
一つの指定荷重、標点距離、時間順序に対して、伸び、時間変化、残留変形を報告します。
荷重・保持時間・回復時間を一組で定める
合意した予備荷重をかけた後、決めた標点間で測定します。目標荷重に達した時、所定時間保持した時、除荷して所定時間回復させた時の伸びをそれぞれ記録してください。各数値が示す内容は異なり、時間条件と標点間距離がなければ、同じ伸び率でも比較できません。
- 標点間距離、予備荷重、目標荷重
- 荷重保持時間と回復時間
製品機能に必要な伸びを判断する
バックル、縫製部、保持する物が許容できる移動量を決め、製品と同じ荷重経路でテープを試験します。一時的な伸びと永久伸びを分け、金具の保持力が変わらないかも確認します。伸びが最小なら常に良いとは限らず、適度な追従性がフィット感や快適性に役立つ場合があります。
- 組立状態で許容できる移動量
- 永久伸びと金具の保持力
比較できる伸び結果にする
百分率には、特定した試料、荷重経路、読取時点が必要です。
横にスクロールして全項目を確認 ↔
| 項目 | 記録する内容 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 試料 | 構造、ロット、方向、調湿条件、つかみ部保護 | ラベルと保管見本を照合する |
| 標点設定 | 初期標点距離、印、予備荷重、ゼロ点 | 負荷前の印を撮影する |
| 荷重履歴 | 目標荷重、速度、保持時間、繰返し数 | 装置プログラムと要求を比べる |
| 負荷中の読取 | 目標到達時と保持中の伸び | 指定標点間で読む |
| 回復の読取 | 除荷直後と指定間隔後の長さ | 同じ支持状態へ戻す |
| 組立部の区分 | テープ伸び、縫い目移動、バックル滑り | 各界面に別の印を付ける |
荷重、時間、判定限度は案件で定めます。指定荷重時の伸びから完成品の安全使用荷重は決まりません。
仕様確認シートをダウンロード ↓伸び、時間変化、回復、滑りを分ける
使用状況を荷重履歴にする
代表的な荷重、時間、繰返し、休止を定め、破断強さから推定しません。一時的な移動と残留変形のどちらを判断に使うか示します。
追跡できる標点を用意する
識別済みテープを調湿して印を付け、合意した予備荷重後に初期距離を記録します。つかみ傷も管理します。
決めた時点で読む
目標荷重到達時、保持中、除荷直後、各回復時間後に測ります。試料の向きと支持方法をそろえます。
組立品へ結果を戻す
選定テープを実際の縫い目とバックル経路で試し、界面ごとに印を付けます。移動がテープ、縫製、滑りのどこから出るか確認します。
購入判断に使えない三つの伸び値
荷重と時間なしで百分率だけを示す
同じテープでも荷重水準と時間で値が変わります。荷重、標点、速度、保持、読取時点を記録します。
バックル移動をテープ伸びとする
長さ変化はテープ、縫い目、金具滑りから生じます。組立品へ荷重をかける前に各界面を別々に印します。
除荷直後の長さを永久変形と呼ぶ
除荷後に徐々に戻る構造があります。決めた回復条件で直後と後の長さを測り、残った変化を分類します。
選ぶ前に確認したいこと
伸び率は破断時と使用荷重時のどちらで測りますか?
製品上の疑問に合う指標を選びます。指定荷重時の伸びは適合や調整を捉えやすく、破断時伸びは別の終点です。荷重、初期張力、標点間距離、速度、調湿を明記して比較します。
荷重を外してもストラップが長いままなのはなぜですか?
繊維、組織、荷重、時間により、即時回復、遅延回復、永久伸びが起こります。負荷前、除荷直後、合意した回復時間後に長さを測ります。持続荷重には保持時間またはクリープ評価も加えます。
検討の出発点になる製品
各製品ページで掲載仕様をご覧いただけます。別注色、寸法、取引条件は案件ごとに確認します。
製作したい製品をお聞かせください
仕様が未確定でもご相談いただけます。用途と迷っている点をお知らせください。寸法や数量がお決まりであれば、併せてご記入ください。


