
このガイドの内容
この仕様で最初に確認すること
無荷重の裁断長か、折返し縫製後の仕上がり長かを指定します。両端の余長と切断方法を記し、柄合わせ裁断の要否も伝えます。歩留まりと見積もりに関わります。
- 裁断長と仕上がり長
- 両端の余長
- 柄位置を合わせた裁断
似た長さの裁断品が、違う組立セットに入って届く
一つのバッグに短いタブ二本、持ち手用一本、長い肩掛け用一本を使い、すべて同じ黒色テープから切る場合を考えます。機械の総数は正しくても、束の中で長さが入れ替わり、送り張力のまま測った品は解放後に短くなります。
裁断表を作り、各品に固有番号、測定基準、なじませた状態、端末処理、入れる組立セットを指定します。番号ごとに最初の品を解放後に測り、合計数ではなく完成セット単位で数量を照合します。
品番とセット数を明示し、合意した放置・端末処理後に決めた基準間で長さを確認します。
長さをどこからどこまで測るか明確にする
端から端まで、折り線間、または金具の基準点間のどれを測るかを示し、測定時のテープ状態と端末処理も定めます。折り返し代や熱溶断した端部の扱いが曖昧だと、裁断長が正しくても完成品の組立寸法が外れることがあります。
- 長さ測定の開始点と終了点
- 端末処理後の測定状態
柄のリピートとキット数量に合わせて裁断する
ストライプやロゴのリピートに裁断計画を重ね、許容する廃棄部分や途中で切れる柄を決めます。さらに、部品点数、束ごとの数量、異なる長さの区分方法を指定してください。個々の長さが正しくても、似た部品が表示なしで混在すると組立工程で取り違えが起きます。
- 柄リピート内の裁断位置
- 束ごとの数量と長さ表示
長さの依頼を裁断・組合せ記録にする
裁断開始前に、各品をどう測り、識別し、数えるかを決めます。
横にスクロールして全項目を確認 ↔
| 項目 | 記録する内容 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 裁断品番号 | 固有番号、製品内の位置、見分け方 | 組立部品表と照合する |
| 長さ基準 | 端から端、折線間、金具基準点間 | 図面に始点と終点を示す |
| 測定状態 | 送り張力、放置時間、向き、平面または曲面 | 保管品を合意状態で測る |
| 端末処理 | 裁断方法、折り・先端部品、両端の加算分 | 裁断寸法と完成基準寸法を比べる |
| 柄位置 | 両切断位置と柄、線、ロゴの関係 | リピート型紙を重ねて確認する |
| 計数と梱包 | 一組の本数、束数、ラベル、不足時の扱い | 抜取束を開けてセット数を照合する |
寸法、公差、放置時間、抜取方法は案件で定めます。裁断機の設定値は工程条件であり、合否判定の実測値ではありません。
仕様確認シートをダウンロード ↓図面から組立セットまで長さを管理する
裁断表を作る
完成組立の基準寸法から始め、折り、縫い、端末処理の加算分を個別に入れます。各品に番号を付け、必要な柄位置も記します。
番号ごとに設定を確認する
初回品を切り、合意した測定状態まで待って長さと端を確認します。承認目標寸法は変えず、送り設定を調整します。
生産品を分けて表示する
番号ごとに別のラベル、容器、目印を使います。良品、設定くず、短尺、継ぎ品、手直し品を分けて記録します。
完成セットで照合する
束を抜き取り、番号と本数を確認して組立順に一組を作ります。注文表とセット数が合ってから梱包を承認します。
偶発的に見える三つの長さ不良
機械のカウンターを完成寸法とする
送り張力、ローラーの滑り、熱収縮、回復で設定値と安定後の長さはずれます。合意状態にした保管品を測ります。
黒い裁断品を全部まとめて数える
合計が正しくても近い長さを取り違えます。長さごとに番号、束ラベル、完成セットでの照合が必要です。
端末加算分を説明のない総寸法に含める
供給側は裁断長、組立側は完成長と解釈することがあります。測定基準を図示し、折りと仕上げの加算分を個別に示します。
選ぶ前に確認したいこと
裁断長は端処理の前後どちらで指定しますか?
測定工程を明示します。熱切断、折返し、端部品、縫製ループで有効長が変わります。全長、折線間、金具間のどれかを図面へ示し、合意した緩和時間後に測ります。
裁断機を出た後にカット品の長さが変わるのはなぜですか?
送り張力、弾性回復、熱切断の収縮、取扱いで安定後の長さが変わります。機械表示だけでなく緩和品で設定を検証し、公差、抜取位置、束数、短尺品や接続品の扱いを合意します。
検討の出発点になる製品
各製品ページで掲載仕様をご覧いただけます。別注色、寸法、取引条件は案件ごとに確認します。
製作したい製品をお聞かせください
仕様が未確定でもご相談いただけます。用途と迷っている点をお知らせください。寸法や数量がお決まりであれば、併せてご記入ください。


